
トランペット · はじめて・新入生 | 文・吹部のミカタ編集部
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楽譜の音符の上に、小さく「mute」の指示。トランペットを吹いていると、いつか出会う指示です。でも、ここで売り場の棚をぜんぶ見比べる前に、ひとつ決めておきたいことがあります。その一本を、何の場面で使うのか。ミュートは種類ごとに用途がはっきり違うので、そこが決まっていれば迷いにくくなります。
種類が多くて身構えてしまいますが、考え方はシンプルです。必要なものを1つずつそろえれば十分。この記事では種類と用途を、使う場面ごとに整理します。どの種類が要るかは曲目や指揮者の指示で変わるので、買う前に確認するのがいちばんの近道です。
この記事でわかること
- ストレート・カップ・ワウワウ・練習用、それぞれの種類と用途の違い
- 「一度に全部」ではなく、必要な1つから選ぶ理由
- 買う前に、先生・指揮者へ確認しておくとよいこと
まずは、曲で指定の1つだけ
- まず買うべき:今取り組んでいる曲・バンドで指定されている1種類のミュート
- まだ買わなくていい:全種類のミュートを一度にそろえること
- 迷ったらまず1つ:いま取り組んでいる曲で使う、その1種類にしぼる

まず買うのは、いま必要な“1つ”だけ
1. 今の曲・バンドで指定されているミュート(1種)
楽譜やスコアにミュートの指定が出てきたら、そこで初めて購入を検討します。どの種類が必要かは曲と指導者の判断によるので、指定が読み取れないときは楽譜と一緒に相談するのが、いちばん失敗しにくい方法です。
2. 練習用ミュート(自宅で音量を下げたい場合)
自宅で音量を抑えて練習したいときの選択肢です。完全な消音はできませんが、音量をある程度下げられます。ただし、ものによっては吹いたときの抵抗が強く、長く使うと息の使い方が普段と変わってしまうことがあります。「家では鳴るのに合奏だと調子が出ない」となりがちなので、使いすぎには注意を。
ミュートは、必要なものを1つずつ。
「とりあえず全部」は、まだいらない
- すべての種類を一度にそろえること:ストレート・カップ・ワウワウ(ハーマン)などは用途が違います。使う場面が来るまで、買う必要はありません。
- 演奏で使う予定のない種類:ジャズ・ビッグバンドで使う種類と、吹奏楽で使う種類は異なることが多いもの。所属するバンドのスタイルに合わせて選びましょう。
ミュート選び、3つの目安
- 何の曲・場面で使うか。楽譜の指定を確認して、必要な種類を特定する。ここが出発点です。
- 自分のトランペットに合うか。ミュートはベルの内径に合わないと入らなかったり、抜けにくかったりします。買う前にサイズの確認を。
- 素材・重さ。素材で音色も扱いやすさも変わります。できれば試奏できる楽器店で、実際に吹いて選びたいところです。

代表的なミュートの種類と用途を、ざっくり整理すると次のとおりです。
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| 種類 | 主な用途 | 音色の特徴 | よく使う場面 |
|---|---|---|---|
| ストレートミュート | 音量を下げつつ音を通す | 明るく通る音 | 吹奏楽・オーケストラ |
| カップミュート | 柔らかくこもらせる | 丸みのある音 | バラード・ジャズ |
| ワウワウ(ハーマン)ミュート | 独特のワウ効果 | 独特の鳴り | ジャズ・ポップス |
| 練習用ミュート | 自宅での音量抑制 | こもった音(練習専用) | 自宅練習 |

こんな買い方は、いったん立ち止まって
- 楽譜の指定を確認せず「とりあえず全部」そろえようとしている人 → 使わないミュートは出費が増えるだけ。まず楽譜を確認し、先生に相談してから。
- 練習用ミュートを長時間使い続けようとしている人 → 息の使い方が変わり、吹き方に影響することがあります。使い方のルールは先生に確認を。
- 自宅の防音が十分でなく、練習用ミュートだけで解決しようとしている人 → 完全な消音ではありません。音漏れや時間帯には引き続き注意を。
買う前に、先生・指揮者へ確認すること
- 必要なミュートの種類:演奏する曲目で変わります。まず「何が必要か」を確認してから購入を。
- 部の備品・貸し出し:ミュートを部の備品として持っている学校もあります。まず借りられないか確認を。
- サイズ・メーカーの目安:ベルの内径で合うものが変わります。専門店で確認するか、先輩の使用品を参考に。
- 練習用ミュートの使用方針:長時間使用が吹き方に影響することも。使い方のルールを先生に確認しましょう。
トランペット奏者から、よく届く質問

ミュートは何個持っていれば十分?
所属するバンドと演奏する曲によります。吹奏楽ならストレートミュートを使う機会が多めですが、曲によって異なります。「今必要な1つ」から始めましょう。
練習用ミュートで毎日練習してもいい?
息の使い方が変わるため、毎日長時間の使用は推奨されないことがあります。使い方は必ず先生に確認してください。
ミュートのサイズはどう確認する?
ベルの内径(口径)に対応しているかが重要です。購入前に使用楽器のサイズを確認し、専門店でアドバイスをもらうか、メーカーの適合表を参考に。

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文・吹部のミカタ編集部 | 吹奏楽・音大・ジャズ研の経験をもとに「買う/待つ」を判断できる道具選びを発信しています。個人名・住所・電話は非公開。必要なミュートは曲目・編成で変わるため、購入前に必ず顧問の先生・指揮者にご確認ください。